【血行不良が原因のしびれ】とは?動脈硬化の種類とメカニズム

手足のピリピリとしたしびれが長い期間続いたり、範囲が広がったり、掴む力や握る力が弱まっていくと心配ですよね。

症状が悪化する前に、偏った食生活や悪い生活習慣を見直し、運動などで血行不良を改善してしびれを解消しましょう。

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1.しびれの原因とは?

6-2しびれ原因血行不良

指先がしびれる原因は主に2つに分けられます。

 

神経障害によるもの

身体の一部の神経が圧迫されたり、外傷などによって傷ついたりした時にしびれが起こります。

しびれは手足の神経だけではなく、首・腰などの神経が損傷・圧迫されることによっても指先にあらわれます。

同じ姿勢を長時間続けないことや、体の一部に強く負担がかからないようにするとしびれは治まります。

 

血液障害によるもの

動脈硬化などによって血管が詰まったり、破れたりすることでしびれが起こります。

動脈硬化を防ぐような生活習慣を行なうと、しびれを改善できます。

 

動脈硬化が原因となる病気は、脳梗塞・脳腫瘍、心筋梗塞・狭心症などがあり命の危険につながります。

 

危険なしびれとは

短時間で治まるしびれは特に心配はありませんが、「長期間続く」、「徐々に強まる」、「範囲が広まっていく」しびれには注意し、病院での診察を受けましょう。

しびれは大きな病気を予防できる危険信号だと、前向きに捉えて生活を改善する行動を起こしましょう。

 

2.動脈硬化の種類とメカニズムとは?

動脈硬化とは

動脈硬化とは、血管が厚くなる・硬くなる・破れやすくなる・内腔が狭くなる、などの変化が起きた状態のことです。

血管の詰まりや、破裂しやすくなり、血栓ができやすくなるので大きな病気を発症するリスクも高くなります。

血液の健康は、私たちの健康寿命を保つためにとっても重要なのです。

 

動脈硬化の種類

アテローム(粥状)硬化

  • 動脈の内膜にコレステロールなどからなる粥状の物質がたまってアテローム(粥状硬化巣)ができる

 

中脈硬化

  • 動脈の中膜に石灰質がたまって骨化する

 

細動脈硬化

  • 細い動脈が硬化して血流が滞る

 

アテローム硬化のメカニズム

  1. 血圧が高かったり、血液中に糖質や脂質が増えることによって、内皮細胞が傷つく
  2. 傷ついたところから、余分なコレステロールや脂質が内皮細胞の内側に侵入し、酸化する
  3. 免疫細胞が脂質を処理する働きをした結果、アテローム(粥腫:じゃくしゅ)と呼ばれるお粥のようなかたまりが形成されて、内腔が狭くなる
  4. 血液の流れなどで皮膜が破れると出血し、血栓ができる
  5. 血栓が脳の血管に詰まると脳梗塞、心臓の血管に詰まると心筋梗塞になる

 

加齢・老化によって、血管が硬化したり、末梢血管が減少して血圧も高くなります。

高血圧、高血糖、脂肪の摂りすぎや喫煙など、血管に負担がかかる生活習慣を見直しましょう。

 

動脈硬化を進行させる要因

喫煙

  • ニコチンが交感神経を刺激して心拍数を増やし、末梢血管を収縮させることによって、高血圧になり、血管内膜が傷ついて動脈硬化が進行する

 

高血圧

  • 血管の内側に高い圧力がかかり続けると、内皮細胞が傷つきます。血管の壁が弾力を失って、硬くもろくなることによって、動脈硬化が進行する

 

脂質代謝異常

LDL(悪玉)コレステロール
  • 余分に摂取するとコレステロールを血管に置き去りにする

 

HDL(善玉)コレステロール
  • 余分なコレステロールを回収して肝臓へと戻す

 

中性脂肪
  • 中性脂肪が血液中に増えると、善玉コレステロールを減らすとともに悪玉コレステロールを小型化して“超悪玉”コレステロールに変化させてしまう

 

高血糖

  • 過剰な糖分は体内のたんぱく質と結びついてAGEs(終末糖化産物)という物質をつくり出
  • この物質が活性酸素によって血管を傷つけ動脈硬化が進行する

血糖値と血行不良の関係とは?高血糖が血管を傷つける理由

 

肥満

  • 内臓脂肪が増えると、血管を流れる血液の量が増えて血管や心臓に負担がかかる
  • 高血糖・高血圧・脂質代謝異常を発症しやすくなり、動脈硬化へとつながる

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動脈硬化の進行を止めて、健康な血管にするには、禁煙と運動が最も効果的です。

禁煙外来の受診など、専門家の力を借りることで禁煙への近道になる可能性があります。

 

中程度の負荷の運動は、肥満やメタボを解消し、高血圧・高血糖・脂質の代謝の改善、ストレス発散、血行不良の改善など、良い効果を多くもたらします。

 

3.しびれの予防と改善方法とは?

高血圧の改善

  • 減塩・薄味に慣れる
  • 毎日夕食に納豆を食べる
  • 外食や惣菜でひじき・とろろ昆布など海藻類を食べる
  • 階段を積極的に使う
  • 42℃以上の湯船に入らない
  • 揚げ物を控え、刺身や焼き魚を食べる
  • お酒は赤ワイン・ウイスキーを1~2杯程度飲む
  • ストレスを感じたら、すぐに深呼吸やストレッチで気分転換をする
  • 禁煙外来などを利用して禁煙する

 

高血糖の改善

  • 食事は1日3食、適量をバランスよく、規則正しい時間に食べる
  • 週に1日は休肝日にする
  • 飲みすぎない
  • 食事開始から1〜2時間後に15分、中程度の負荷の運動をする
  • 上質な睡眠をとる

 

脂質・油分の種類を見直す

魚に含まれる油・アマニ油・エゴマ油・シソ油はn-3系脂肪酸(αリノレン酸)という種類に分類され、摂取すると体内でEPAやDHAに変換されます。

EPAは血栓がつくられるのを予防したり、炎症を抑えたり血管を健康な状態する働きがあるので病気を防ぐことができます。

 

首のコリや腰痛の解消

首のコリを解消するネック体操や、腰痛を予防・改善する腰みがきなど、負担がかかりやすい部位を毎日ケアすることが大切です。

スマホやパソコン作業、趣味などで下を見ることが多いときは、首を後ろに倒して首の後ろの筋肉を休ませるようにします。

 

血行不良やコリやむくみなどによる神経の圧迫を予防して、しびれを改善しましょう。

 

4.血行不良改善の他にできることとは?

口腔ケアも重要

心臓から流れた血液は口の中も通り、歯肉は体内と同じようにたくさんの血管が通って、血液が循環しています。

 

歯周病になると、歯の周りに歯周ポケットができます。

そこに歯垢が入り込み、歯周病菌が住みつきやすくなり、歯肉の毛細血管から全身の血管へと流れます。

歯周病菌と免疫細胞の働きなどが原因で内幕を傷つけると動脈硬化が進行します。

 

歯間ブラシなどを使用して隅々まで歯垢を取り除くようにします。

指で歯茎を優しくマッサージすると血行も良くなるので効果的です。

口腔ケアも動脈硬化の予防になるので、3カ月~半年に1度を目安に歯科検診を受けるようにしましょう。

 

唾液の分泌と脳の血液の関係とは

口の中にある下の表面には『味蕾(みらい)』があり、甘い・辛い・苦い・塩辛い・酸っぱいという五味を感じています。

 

酸味を感じる味蕾は、下の脇の奥にあり、ここが刺激されることで唾液が大量に出てきます。

また、奥歯の六番の第一大臼歯で噛むと、圧力を感じ、その信号が脳に伝わることで、自律神経系の副交感神経を刺激して唾液を分泌します。

食事をすることでも、心臓から出た血液が頸動脈を通って頭に集まり、そのとき分泌された血液の水分が濃縮されて、必要に応じて唾液となり一気に出ます。

 

唾液の原料となる新鮮な血液が脳に流れ込むことは、栄養分や新鮮な酸素が脳に運ばれるということです。

奥歯でしっかりと噛むことが、脳の活性化にも大きく関わっているのです。

 

5.まとめ

全身の血行が良くなることによって、しびれの予防・改善ができます。

運動やストレッチなどで体を動かしたり、冷えを改善することや、食事を奥歯でよく噛むことも血流を促す習慣です。

 

しびれのサインを放置せず、高血圧・高血糖・脂質代謝異常・肥満・禁煙、歯周病ケアなど、動脈硬化の原因を取り除いて大きな病気を予防しましょう。

 

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