【むくみと血行不良を改善する漢方薬】とは?効果のある生薬

「漢方薬」と聞いて、どんなイメージがわくでしょうか?

何となく体に良さそうだけど、よくわからない…。普段飲む薬との違いは何だろう?など、知らないことがたくさんありますよね。

血液や利尿に作用する効果を得られる漢方薬があります。身体の内側からアプローチをしてむくみを解消しましょう!

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1.漢方薬とは?

3-2むくみ血行不良漢方

漢方とは

漢方は中国から伝来し、日本で『漢方医学』として独自の発展を遂げてきました。中国では現在『中医学』として発展しています。

『西洋医学』への一本化が図られ一時期衰退しましたが、薬効などの科学的な裏付けが行われ現代では漢方薬も健康保健が適用できるようになっています。

現在は漢方医学と、西洋医学のそれぞれの良い所を生かしたり、選択したりすることができる時代のため、自ら知識を高めたり、信頼できる医者を見極める力が必要です。

 

漢方薬の原料とは

漢方薬の原料は自然にあるもの

  • 植物由来のもの
  • 菌類由来のもの
  • 動物由来のもの
  • 鉱物由来のもの

これらの薬効がある利用部分を『生薬』と呼び、その生薬を乾燥させたり、加工したりしたものです。

 

身近なものの例

植物由来の生薬

根・茎・葉・皮・花・実・種子などで人参、生姜、葛(クズ)、桔梗(キキョウ)の根、紅花や菊の花、ビワやドクダミの葉、オオバコや杏(アンズ)の種子 など

 

動物由来の生薬

皮・骨・角・甲羅・貝殻・昆虫などで化石や鹿の角、亀の甲羅 など

 

鉱物由来の生薬

水晶、紫水晶 など

 

このように植物だけでなく動物や鉱物からも薬効があることに驚きますが、自然にあるものが原料だとわかると安心できます。

 

薬効成分を知ることができた理由

約2000年も前から歳月をかけてたくさんの人々が試行錯誤を行ない有効なデータを蓄積してきた結果です。

そのおかげで薬効と安全性をあわせもった今の漢方があるのです。

 

漢方薬とは

漢方薬とはいくつかの生薬を組み合わせ、名称をつけたものです。

例:葛根湯(かっこんとう)の原料

  • 葛根(カッコン):クズの根

【解熱・鎮痛】

  • 麻黄(マオウ):マオウの地上茎

【鎮咳・発汗・駆水】

  • 大棗(タイソウ):ナツメの果実

【滋養強壮・身体の緊張緩和】

  • 桂皮(ケイヒ):ケイの樹皮

【健胃・駆風・解熱・鎮痛・去痰】

  • 芍薬(シャクヤク):シャクヤクの根

【鎮痙・鎮痛】

  • 甘草(カンゾウ):カンゾウの根

【急迫症状の緩和・鎮痛・去痰】

  • 生姜(ショウキョウ):ショウガの根茎

【健胃・鎮嘔・矯味】

 

これらの生薬を一定の比率で組み合わせたものです。

複数の生薬が体全体に働きかけて症状を改善させていきます。

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西洋薬と漢方薬との違い

西洋薬

  • 科学的に合成されたものや有効成分のみを抽出したものでできています。

西洋医学は、病気の原因や仕組みを究明して、特定の標的に作用するように治療を行ないます。

 

漢方薬

  • 天然の素材からつくられています。

漢方医学は『心身一如』(しんしんいちにょ)という考え方があり心と体を一つとして捉え、体質そのものを改善しバランスを調整することで自然治癒力を高める治療法です。

 

2.むくみを解消する漢方薬とは?

効果のある生薬

血液への働きがある生薬は、ジオウ・シャクヤク・センキュウ・トウキ・トウニン・ボタンピなどがあります。

利尿の働きがある生薬は、インチンコウ・オウギ・ゴシツ・シャゼンシ・ソウジュツ・タクシャ・チョレイ・ビャクジュツ・ブクリョウ・ボウイなどがあります。

むくみ解消には、血行不良の改善や利尿の効果があるものが組み合わされています。

 

効果のある漢方薬

『むくみ』の症状に処方される主な漢方薬

  • 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
  • 五苓散(ごれいさん)
  • 茵陳五苓散(いんちんごれいさん)
  • 猪苓湯(ちょれいとう)
  • 柴苓湯(さいれいとう)
  • 木防已湯(もくぼういとう)
  • 越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)

 

このように、症状や体質によって処方される漢方薬がそれぞれ変わります。

また、むくみ以外の症状を併せ持っている場合には上記の漢方薬以外の方が効果があることがあります。

自分に合った漢方診断をしっかりと行なってくれる医師を探すことも重要です。

 

漢方薬の飲み方

  • 1日3回

基本:食前・食間に飲む

  • 食前 (食事の30分前)
  • 食間 (食事の2時間後)

飲み忘れた場合:食後に飲む

  • 食後 (思い出したらその時に)

空腹時に漢方薬を飲む方が効果的ですが、食前・食間に飲むことを忘れてしまったり胃に負担を感じやすい人は食後に飲めばいいのです。

 

顆粒状や粉末状になっているエキス剤はインスタントコーヒーのようにお湯に溶かしてから飲むことが理想的ですが、味や香りが苦手な場合は薬を口に含んで、白湯をのむ方法でも良いです。

このように漢方薬には基本の飲み方がありますが、続けて服用することが大切なので飲み忘れのないように工夫しましょう。

 

3.漢方の副作用やアレルギーとは?

漢方薬にも副作用・アレルギーがある

人それぞれの体質や体調によって副作用やアレルギーがでることもあります。

 

また、漢方には『瞑眩』(めんげん)という考え方があります。

漢方薬の服用をはじめてから約1週間以内に下痢や嘔吐、めまい、吐き気、発疹、食欲不振などの一時的な『悪化症状』(好転反応)が現われ、その後は急速に快方へと向かいます。

そのため、漢方薬の効果を得るには2週間は服用を続け、自分の症状の変化を観察することが重要です。

 

4.自分の体質を知る

西洋医学による症状の位置づけ

西洋医学には正常な健康状態からどれくらいずれているかを診断する『証』(しょう)という考え方があります。

患者の身体の状態が『陰・陽』『虚・実』のどの位置にあるかを見定めて治療を行います。

そのため、医師や薬剤師に自分に合う漢方薬を選んでもらうには、自らの体の調子や症状に加えて心の状態を知り、伝えることが大切です。

 

むくみ以外にはどんな症状があるのかを確認してみましょう。

冷えや頭痛、何事にもやる気が出ないなど、改めて自分の体調を知ることで原因を取り除くように生活を改善したり、自分に合う薬を見つけやすくなったりと、体調改善に近づくことができます。

ドラッグストアなどで販売している漢方薬は、医師に処方されるものよりも有効成分量が少なかったり、多くの人に合うように作られているのですが、病院に行くよりも手軽に購入できることがメリットです。

 

妊娠中にはつわりを軽減する漢方もありますが、服用できない薬もあるので注意します。

飲み合わせ、食べ合わせも注意して服用するようにしましょう。

 

5.まとめ

西洋医学には、『心身一如』や『瞑眩』、『証』という考え方がいくつもあり、とても奥深い世界です。

西洋医学の診察では『異常なし』、でも何となくツライ…というときには漢方の力が大いに発揮される可能性があります。

 

漢方薬は、自然界で作られた薬効のある部分を加工した薬です。

副作用やアレルギーが出ることもあるので、医師や薬剤師に必ず相談するようにしましょう。

 

効果を実感するためには、顔色や皮膚、体質、排泄物や心の状態などを知ること、そして伝えることで自分に合った漢方薬を選び出すことができます。

また普段から自分を観察することで不調にも早く気づくことができるようになります。

 

漢方薬の知識を多くもつ専門医などの力を借りてむくみ改善をしてみましょう。

 

↓こちらの記事もご覧ください

[血行促進に効く手のツボとは?]

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