【吐き気をともなう頭痛】とは?血行不良との関係

頭痛は、多くの人が経験したことのある症状のひとつで、軽度なものから、生命に危険を及ぼす病気まで、原因はさまざまです。

これまで経験したことのない強い頭痛や、手足の麻痺やしびれ・けいれん発作、嘔吐、高熱などを伴う場合はすぐに病院へ行きましょう。

吐き気をともなう頭痛の原因と症状、考えられる病気について、お伝えします。

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1.頭痛と血行不良の関係とは?

頭痛の分類

一次性頭痛

慢性頭痛とも呼ばれ、原因はさまざまで、特に明確な病気ではないのに、繰り返し起こり、頭痛を治療の対象とする痛みです。

 

首や頭部周辺の筋肉の緊張や、頭部の血管の拡張などによって起こると考えられています。

すぐに命にかかわるものではありませんが、ひどい人は日常生活に支障をきたすほどにもなるため、誘因やしくみを知り、体質や生活習慣の改善をおこなって、上手に付き合っていくことが必要となります。

 

二次性頭痛

脳出血や脳腫瘍など、何らかの病気の症状として起こる頭痛で、病気を治療することで頭痛が緩和されます。

二次性頭痛は命にかかわるような疾患が原因の場合があるため、迅速な診断と治療が必要です。

慢性頭痛を持っている人も、いつもと違う頭痛を自覚したときは、すぐに病院を受診しましょう。

 

血行不良と頭痛の関係とは

血行不良を改善することで、予防や改善できる一次性頭痛頭痛があります。

また、血液中の糖質や脂質が多く、ドロドロした血液の状態が続くと高血糖や脂質異常症となり血行不良の状態となります。

さらに、塩分やストレスなどの原因により、高血圧状態がつづくことで、動脈硬化が急速に進み、血管の弾性や柔軟性が失われて、血栓ができやすくなります。

 

血行不良を改善し、血管と血液の質を高めることが、一次性・二次性頭痛の予防と改善に役立ちます。

 

運動が効果的

血圧の変化により、神経が刺激されて頭痛が起きるため、血管と血液の質を整えることで改善できるものもあります。

体を動かして血行不良を改善することが効果的で、『片頭痛が起きている状態』や『発熱を伴う状態』を除いて、ストレッチやマッサージ、運動で筋肉を動かす習慣を身につけましょう。

 

食事や飲み物で体を一時的に温めることもできますが、体温の恒常性により、食べ物や飲み物だけでは体温を上げることはできません。

運動や筋力トレーニングにより、筋肉量を増やすことで体温を高め、冷え性を改善することで、筋肉の緊張状態が減るため頭痛予防に効果的です。

筋肉を動かすことは血流を促し、疲労物質や老廃物を排出する効果もあります。

 

食後の約1時間後に、中程度の負荷の運動をおこなうことで、血液中の糖分や脂肪分を使うことで血液の質も良くなり、高血糖などを防ぎましょう。

2.吐き気をともなう頭痛の原因と症状とは?

  1. 緊張型頭痛
  2. 片頭痛
  3. 神経痛からくる頭痛

 

(1)緊張型頭痛

【考えられる原因】

  • 肩や首などの筋肉の緊張(ストレス・冷え・視力低下や乱視・歯ぎしりや食いしばりなど)

 

【症状】

  • 頭全体や後頭部が締め付けられるような、重い痛み

 

こめかみの近くを軽くマッサージしたり、温めたりすると、痛みが緩和するといわれています。

 

(2)片頭痛

【考えられる原因】

  • 血管が拡張する際に痛みが生じる

 

【症状】

  • ズキンズキン・ガンガンと脈打つような強い痛み
  • こめかみから目のあたりが痛む
  • 頭の片側に痛みが起こることが多い
  • 頭の両側や後頭部が痛むこともある
  • 頭や体を動かすと、痛みが強まる
  • 症状がひどい場合は吐き気や嘔吐をともなう
  • 日常生活に支障をきたす人もいる

 

痛みが悪化するため、入浴、運動、マッサージは控え、動かず、静かな部屋で横になって休むようにすると痛みが和らぐとされています。

こめかみを押さえたり、こめかみや痛む部分を冷やすことで痛みが緩和されることもあります。

 

(3)神経痛からくる頭痛(後頭神経痛・三叉神経痛)

【考えられる原因】

  • 筋肉の緊張により、首や背中の神経が痛む(スマートフォンやパソコン、クセや習慣により長時間同じ姿勢を続けるなど)

 

【症状】

  • 神経が刺激されるため、ビリビリと電気が走ったような痛みを感じる

 

  • 後頭神経痛:後頭部や耳の後ろ・中などに痛みを感じる
  • 三叉神経痛:鼻翼などの顔の一部に触れると焼けつくような痛みがあり、食べ物を噛んだりすると強い痛みがを感じる

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3.吐き気をともなう頭痛から考えられる病気とは?

吐き気をともなう頭痛から考えられる主な病気

  • くも膜下出血
  • 脳出血
  • 感染症(髄膜炎)
  • 脳腫瘍
  • 慢性硬膜下血腫

吐き気をともなう頭痛には、命に関わる危険な病気が原因の場合もあります。

普段から頭痛をよく観察し、迅速に対応することが大切です。

 

くも膜下出血

脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)の破裂などによって血管が破れ、脳を覆うくも膜と軟膜のすき間に血液があふれてしまう病気です。

激しい頭痛と、嘔吐、けいれんなどを伴い、意識を失うこともあり、寝ても吐いても症状はよくなりません。

放置すると、多くの場合で1週間以内に大出血が起こり、命の危険をともなうことになるため、一刻も早く病院へ行く必要があります。

 

脳出血

脳の動脈が破れて脳の中に出血し、血液のかたまりができて脳を内側から圧迫します。

頭痛は徐々にひどくなったり、突然激しい痛みに襲われたりして、吐き気や嘔吐、顔や手足の麻痺やしびれ、言語障害など、神経症状を伴います。

 

脳腫瘍

脳に腫瘍ができる病気で、脳内の圧力が高まることで頭痛が起こります。

頭全体あるいは一部に圧迫感や頭重感、鈍痛が続き、突然吐いたり、嘔吐や麻痺、けいれんを伴います。

 

とくに朝方の起床時に頭痛が強くなり、起床後しばらくすると軽減しますが、腫瘍が大きくなるにつれて、頭痛がひどくなります。

腫瘍のできた脳の部位によっては、視力が低下する、視野が狭くなる、物が二重に見えるといった視力障害や、手足に力が入らない、動かせないといった運動麻痺(まひ)、あるいは耳鳴りやめまいが伴います。

 

感染症(髄膜炎)

脳を包んでいるくも膜と軟膜内にウイルスや細菌が侵入することで炎症が起こる病気です。

多くの場合、うなじのあたりが硬直し、後頭部に痛みを感じるのが特徴で、吐き気や嘔吐、高熱を伴い、体を動かしたり、頭を振ったりすると痛みが強まります。

 

慢性硬膜下血腫

頭蓋骨の内側にある脳を覆う硬膜とくも膜の間にじわじわと出血が起き、血のかたまりができた状態で、頭蓋内の圧が高まり、脳を圧迫する病気です。

頭をぶつけた後などに起こり、歩行障害、手足の麻痺、物忘れなどの認知機能障害を伴い、首を振ると痛みがひどくなるのも特徴です。

若い人は頭痛を感じますが、高齢の人は麻痺や認知症の症状が現れます。

 

4.緊張型頭痛の緩和に効果的なツボと押し方とは?

頭痛に効くツボとは

慢性頭痛にはさまざまな種類がありますが、ツボ押しが有効なのは、長時間同じ姿勢をとり続けたり、根をつめて細かい作業を行ったことによる首や肩の凝り、眼精疲労などが原因の『緊張型頭痛』です。

痛みが我慢できないほど強く、薬を飲まずにいられない場合は、血管の拡張が原因の『片頭痛』の可能性があり、血流がよくなるツボ押しは逆効果のため注意しましょう。

 

筋肉が緊張すると血管が収縮、酸素が行き渡らなくなり代謝異常がおきます。

老廃物も溜まりやすくなるため、痛みや不快感を得やすくなるのです。

筋肉の緊張を解くにはツボ押しやマッサージが効果的。蒸しタオルなどで温めるのもいいでしょう。

 

百会(ひゃくえ)

  • ツボの位置:両耳を結んだ線と正中線(左右を真ん中で割った線)が交わる頭頂部にある
  • 効果:鎮痛作用、不眠解消、自律神経を整えるなど

 

太陽(たいよう)

  • ツボの位置:目尻の外側、こめかみにある
  • 効果:めまい、脳をスッキリさせる、リラックス効果など

 

風府(ふうふ)

  • ツボの位置:後頭部と首の境目の真ん中にある
  • 効果:鎮痛作用、倦怠感

 

風池(ふうち)

  • ツボの位置:首の後ろ、髪の生え際にある両側のくぼみにある
  • 効果:頭痛、めまい、立ちくらみなど

 

合谷(ごうこく)

  • ツボの位置:手の親指と人差し指の間のくぼみにある
  • 効果:「万能のツボ」といわれ、頭痛のほかにもさまざまな症状に効果が ある

 

印堂(いんどう)

  • ツボの位置:眉間の中心にある
  • 効果:頭全体の痛み、鼻炎、眼精疲労、不眠など

 

風門(ふうもん)

  • ツボの位置:背中側、一番上の出っぱった背骨の斜め下、両側にある
  • 効果:肩こりタイプの頭痛効く

 

肩井(けんせい)

  • ツボの位置:背中側、首の付け根の出っぱった骨と肩の間、真ん中あたりにある
  • 効果:頸項部のこわばりから来る頭痛に効く、気のめぐりをよくするなど

 

頭痛に効くツボの押し方のポイントと注意点

親指の腹を使い、1ヵ所につき10秒ずつ、2回程度おこないます。

頭痛が悪化する場合があるため、同じツボを長く刺激しすぎないようにしましょう。

 

針治療やお灸は、ツボの深くまで刺激されることで長い効果を得ることができます。

指圧による刺激は、自分でいつでも気軽に押すことができます。

上手に押して、つらい頭痛を緩和しましょう。

 

5.まとめ

吐き気をともなう頭痛は、緊張型頭痛、片頭痛、神経痛からくる頭痛(後頭神経痛・三叉神経痛)などの一次性頭痛と、病気が原因で起こる二次性頭痛(くも膜下出血、脳出血、感染症(髄膜炎)、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫)です。

 

塩分や糖分、脂質の摂りすぎにより高血圧、高血糖、脂質異常症などを招くため、偏った食事や食べ過ぎなどの食生活を見直しましょう。

片頭痛が起きている状態や、発熱を伴っている場合などをさけ、運動をすることで、血行不良を改善することができ、頭痛の体質を変えることにつながります。

筋肉が増えることで熱産生を増やして冷えを改善したり、ストレッチなどにより筋肉の緊張状態を和らげることで、血行不良を改善しましょう。

 

↓こちらの記事もご覧ください

[血行不良の改善で治まる痙攣とは?ふるえやけいれんの原因]

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