【足のだるさに効くお灸のツボ】とは?

足のだるさや重さを感じるとき、ツボ(経穴)にお灸をすることで緩和や予防に効果があります。

繰り返しおこない、継続することで体質そのものを改善・強化することができます。

お灸のよもぎに含まれる精油成分「ネチオール」の効果や、温熱刺激、ツボ刺激によって体内の血液や水分の循環を良くしましょう。

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1.足のだるさに効くお灸のツボとは?

【湧泉(ゆうせん)】

  • 生命の元となる『気』が出て全身を巡る
  • 腎の働きが活性化され、腎機能低下、虚脱感、疲労などを改善し、体力・気力を高める

【ツボのとり方】

  • 足の裏にあるツボで、つま先からかかとまでの約3分の1のところにできるくぼみ

 

【足三里(あしさんり)】

  • 足を強くする
  • 胃腸の働きを整える

【ツボのとり方】

  • ひざの膝蓋骨(しつがいこつ)のすぐ外側にあるくぼみから指幅4本下がったところ

 

【百会(ひゃくえ)】

  • 体全体のバランスを調節し、痛みも和らげる万能のツボ

【ツボのとり方】

  • 頭のてっぺんのほぼ真ん中

 

2.お灸が効くしくみとは?

もぐさ(艾)とは

お灸は、もぐさに火を付けて行ないます。

もぐさの原料は『よもぎ』で、葉を乾燥させて、臼でひき、葉脈や葉肉などを取り除いた、葉の裏側の綿毛です。

よもぎは、艾葉(がいよう)と呼ばれる漢方の生薬でもあり、止血、健胃、腹痛、下痢、貧血などの効果があるとされ、肌の調子を整えたり、虫除けにも使われます。

 

お灸が効くしくみ

お灸は、『よもぎの薬効成分』、『温熱刺激』、『ツボ刺激』を利用した健康維持法です。

 

よもぎの精油成分「ネチオール」が皮膚下に浸透して加温されたり、体に『軽いやけど』を負わせて、治すために白血球が活発になったり、その働きが作用することで、免疫力が高まると言われています。

 

お灸の温熱刺激によって体が温まり血行が良くなるため、気血水の流れもよくなることで、冷え、むくみ、関節痛などが効果的に改善されます。

よもぎの熱は、油分や水分を含んだ『湿熱』で、体の内部に深くじんわりと届く上質な熱なのです。

 

また、お灸によりツボ刺激をすることで、症状の改善を促します。

ツボ刺激の効果は、自律神経を整える、血管を拡張して血液の流れを促進する、免疫系の細胞を活性化する、自然治癒力の向上などです。

 

内臓につながる線路のような『経絡(けいらく)』というエネルギーの道筋を、一種のエネルギーである『気血(きけつ)』がめぐっていて、この経絡の上を駅のように点在するのが、ツボ=経穴(けいけつ)で、目には見えないエネルギーが出入りする点と考えられています。

 

ツボ療法は、全身にエネルギーを行き渡らせ、誰もが持つ自然治癒力を高めて、正常で健康な状態に戻すことが目的です。

 

ツボと不調がある患部が離れていても、経絡でつながっています。

腰の痛みは足のツボを刺激したり、肩の痛みは腕のツボを刺激することで、ねじれやゆがみの原因を刺激して、効果的に症状を緩和することにつながります。

また、患部とは離れたツボを『探すこと』や『刺激すること』で、痛みのある部分に集中した気を分散させることができ、不快感が軽減します。

 

よもぎの有効成分の熱でじっくりと、確実にツボを温めることで、体の不調ポイントに熱を届けて症状を改善しましょう。

 

心と体のつながり

東洋医学では、「心と体は切り離せない」といわれます。

 

体は、日常生活の習慣やくせなど、動作の積み重ねによってねじれが起こります。

ねじれた部分は血行不良になり、それがツボとなって、冷えや不調があらわれます。

 

心も、思いを隠すなどの心持ちにより、姿勢もねじれて体のねじれにつながります。

心を整理したり、さまざまな考え方を受け入れる広い心を持つことで、体の不調の改善にもつながります。

 

3.お灸の種類とは?

お灸の種類

  1. 間接灸/無痕:お灸を皮膚に直接すえず灸痕を残さない、または熱く感じたら取り除いて灸痕を残さない
  2. 直接灸/有痕灸:お灸を皮膚に直接すえて灸痕を残す

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(1)間接灸/無痕灸

台座灸

  • 皮膚ともぐさの間に台座などがある

 

隔物灸

  • 皮膚ともぐさの間にしょうがを置く

 

棒灸

  • 棒状の灸を手に持ち、皮膚に近づける

 

温灸器

  • 皮膚に器具を置いて灸をする
  • 棒灸を専用の器具に入れて使用する
  • 箱灸、椀灸、枡灸などがある

 

灸頭鍼

  • ツボに刺した鍼の頭にもぐさを付け、火をつける

 

点灸/八分灸

  • 皮膚に直接すえて、熱く感じた瞬間に取り除く

 

(2)直接灸/有痕灸

点灸/直灸

  • 米粒大のもぐさを置き、線香で火を付けて焼き切る

 

透熱灸

  • さまざまな大きさのもぐさで行なう

 

糸状灸

  • 細い糸状にこよったもぐさで行なう

 

打膿灸

  • もぐさを焼き切って、化膿させる伝統灸

 

ツボを刺激するさまざな方法

  • 鍼刺激(鍼、爪楊枝、ボールペン、硬貨など)
  • 熱冷刺激(灸、ドライヤーなど)
  • 圧迫による刺激(指圧、米粒、ゴルフボール、テニスボールなど)
  • 摩擦による刺激(マッサージなど)
  • 震動による刺激(マッサージ機など)
  • 光線による刺激(日光など)
  • 磁力による刺激(市販のマグネット治療器具など)
  • 薬物による刺激(サリチル酸、インドメタシンなど)
  • 電流による刺激

 

それぞれに長所と短所があり、またツボの場所や症状によって向き不向きがあるため、やりやすい方法で、継続的に行なうことが効果的です。

 

4.お灸の基本とツボ刺激の注意点とは?

お灸をするときの基本

回数

  • 1日1回が目安
  • 1日3回まで
  • 1日2〜3ヵ所まで
  • 灸あたりすることもあるため、反応が鈍いときは、別の日に行なう

 

時間帯

  • 慢性的な症状の場合は、リラックスできる時間帯(休憩時間、朝、寝る前など)
  • 不調の症状が出た場合は、早めに行なう

 

お灸をすえる位置

  • 心地よい温かさを感じる位置
  • 左右にツボがある場合、片方のツボに傷があるなど特別な場合を除いて、左右両方のツボにすえる

 

熱の感じかた

  • お灸の熱を感じない場合、そのツボは冷えて元気がなく、体がお灸を欲しているため、台座灸の場合、温かさを感じるまで3回くらいを限度に同じところにお灸をする
  • それでも感じない場合は、強い熱のお灸に変えてみる
  • ピリピリとした不快な熱さを感じる場合は、ツボではない可能性があるため、すぐにお灸をはずす

 

お灸をはずすタイミング

  • 燃え尽きてからすぐにお灸をはずすと、効果が半減してしまう
  • 煙が消えて、台座が冷えるまでゆっくりと待ってからはずす

 

お灸をするときの注意点

火の始末

  • 火を使うお灸の場合は、小皿などに水を入れて火を消す準備をしておく
  • 腰など見えにくい部位には火を使わないお灸などを使用するなど、安全に行なう

 

肌の状態・体調

  • 汗をかいた肌や湿った肌、敏感肌の場合、やけどや水疱ができやすくなる
  • 強い疲労やむくみがある場合、疲労感が増したり、だるくなるなど灸あたりが起こることもある

 

お灸をしてはいけないとき

  • 炎症が起きているところへのお灸はしない
  • 胃が強く痛むときの『中脘(ちゅうかん)』へのお灸は厳禁

 

ツボを刺激しない方が良いとき

  • 食後30分以内
  • 飲酒後
  • 空腹時、疲労時
  • サウナに入った後
  • 発熱中
  • 体調が悪い時
  • 妊娠中
  • 生理中
  • 手術後
  • 腎臓が悪い人
  • 心臓が悪い人
  • 伝染病にかかっている人
  • ツボの周辺にけ異常(腫れ・痛み、骨折・脱臼、けがなど)がある人

 

体の状態により、刺激が強すぎて悪い影響を与えることもあります。

特に子どもやお年寄り、妊娠中は、体の未発達や内臓の機能低下などのため、強い刺激を避けるようにしましょう。

また、疲労がたまっている場合も症状が悪化することもあります。

 

5.まとめ

足のだるさに効くお灸のツボは、湧泉(ゆうせん)、足三里(あしさんり)、百会(ひゃくえ)などです。

 

お灸は、最少・継続が鉄則なので、1日に3ヵ所まで、1回〜3回までを目安に継続することが効果的です。

 

お灸の種類はさまざまで、生活に合ったものを選ぶことでつづけやすくなります。

リラックスできる時間をつくり、心の整理をすることでも体の不調の改善につながります。

 

お灸でツボをじっくり温めて、体液循環を促しましょう。

↓こちらの記事もご覧ください

[足のだるさとむくみの原因とは?オーバーユースとディスユース]

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