【息苦しい原因】とは?足のだるさを伴う呼吸困難

激しく動いたわけではないのに「息苦しい」、「胸が痛い」と感じる場合、酸素不足などによって体内に何らかの異常が起きていると思われます。

動悸・息切れ・胸の痛みが起きた場合は、体への負担が少ないうちに治療が出来るよう、ためらわずに病院に行きましょう。

スポンサードリンク



1.呼吸困難/息切れ/息苦しい状態とは?

呼吸困難/息切れ/息苦しい状態とは

『呼吸困難』とは、呼吸をする時の苦痛、不快感、努力感、胸を締め付けられるなどの自覚症状を総じていい、少し時間的に短くやや軽めの状態を『息苦しさ』と表現することもあります。

 

痛みと同じく『感覚』であり、「この症状が出たら呼吸困難である」というものではありません。

自覚的な症状や訴え方は、人によってさまざまです。

 

呼吸困難(息苦しい・息切れ)のさまざまな感覚

  • 息苦しい
  • 息が切れる
  • 息が詰まる
  • 十分に息が吐けない
  • 酸素が足りない
  • 呼吸がしづらい
  • 呼吸が重い
  • 呼吸が浅い
  • 呼吸が早い
  • 努力しないと呼吸ができない
  • 空気が吸えない
  • 空気が欲しい
  • 空気が入りにくい
  • 空気が出にくい
  • 肺が膨らまない
  • 胸が痛い
  • 胸が圧迫される
  • 動悸がする
  • 体がだるい など…

 

酸素と二酸化炭素のガス交換のしくみ

  1. 呼吸によって、空気中の酸素を取り入れる
  2. 酸素は血液を介して全身に送り届けられる
  3. 体内を巡ってきた血液は、心臓に戻ってから肺に送られる
  4. 肺で二酸化炭素と酸素を交換してから心臓に戻り、再び全身へと送られる
  5. 呼気によって、二酸化炭素を排出する

 

肺と心臓は血管によってつながっています。

『呼吸器』や『循環器』に問題があると、体が必要としている量の酸素を供給できず、体内が酸素不足になります。

それが呼吸困難/息切れ/息苦しいという症状としてあらわれます。

 

2.日常生活における息苦しい原因とは?

呼吸困難/息切れ/息苦しい原因

  • 疾患(呼吸器・循環器・脳の血管など)
  • ストレス(強い不安や恐怖)
  • 肥満
  • 酸欠状態(換気の悪い室内・気圧の低い高地など)
  • 特定の物質に対するアレルギー(食物・薬・蜂や蛇の毒・天然ゴムのラテックスなど)
  • 機械的気道閉塞によるもの(痰づまり・気道内異物など)
  • 外傷(骨折など)

 

呼吸困難の原因は、主に『体内の酸素不足』です。

『呼吸器に問題があることで、酸素の取り込み・交換ができない』、『循環器に問題があることで、必要量の血液を全身に送り出せない』ため、呼吸困難/息切れ/息苦しさが生じます。

 

詳細なメカニズムはわかっていませんが、呼吸をもっとした方が良いと感じるセンサーが肺、筋肉、腱、脳、動脈などにあり、これらからの情報が脳を経由して呼吸筋にもっと息をしなさいという命令が出され、それを察知することで息切れを感じます。

 

3.呼吸困難/息切れ/息苦しさが生じる病気と治療とは?

呼吸困難/息切れ/息苦しさが生じる病気

肺疾患

  • 慢性閉塞性肺疾患 (COPD)
  • 肺がんなどによる無気肺や癌性リンパ管症
  • 肺炎
  • 上気道炎
  • 気管支ぜんそく
  • 肺血栓塞栓症
  • 気胸 など

 

心疾患

  • 心筋梗塞・狭心症・心筋症・心臓弁膜症・心筋炎などによって起こる心不全 など

 

腎疾患

  • 腎不全 など

 

血液疾患

  • 貧血 など

 

耳鼻科疾患

  • 副鼻腔炎
  • アレルギー性鼻炎 など

 

感染症

  • 肺結核
  • 心筋炎(特発性心筋炎)
  • 心嚢炎/心膜炎 など

 

内分泌代謝疾患

  • 甲状腺中毒症
  • 尿毒症 など

 

神経疾患

  • ギランバレ症候群 など

 

アレルギー性疾患

  • ハウスダスト、動物の毛、食べ物、薬、花粉アレルギー など

 

中毒

  • 一酸化炭素中毒
  • シアン中毒 など

 

精神疾患

  • 過換気症候群(過呼吸症候群)
  • パニック障害 など

 

呼吸困難/息切れ/息苦しさに対する治療

呼吸困難の原因に対する治療

  • 呼吸困難の原因となっている病状の解決を目指す

 

呼吸困難の症状を緩和させる治療

  • 呼吸困難の原因の解決が難しい場合には、呼吸困難の症状を緩和させる治療を行なう

 

①酸素療法

  • 酸素吸入を行なうことにより、低酸素状態になった組織の機能を改善し、自覚症状を軽くする

 

②薬物療法

  • 息苦しいと感じる中枢の感受性の低下、呼吸数を少なくすることによる酸素消費量の減少、鎮咳作用があるとされる『モルヒネ』が使われる
  • 気道狭窄、がん性リンパ管症などには『ステロイドホルモン』も用いられる

スポンサードリンク



4.足のだるさを伴う呼吸困難/息切れ/息苦しさとは?

肺と心臓の病気の症状の違い

息切れの症状や程度、伴う症状、生活習慣などによって、どの部位の疾患が原因かをおおまかに判断することができます。

 

呼吸器の病気

  • 動いたときに息苦しい
  • 40代以上である
  • 過去に喫煙経験がある/現在喫煙している
  • 1日に何度も咳き込む
  • 粘り気のあるたんが出る
  • 息切れのときヒューヒュー・ゼーゼーと息苦しい音が出る など

 

心不全/うっ帯性心不全(心臓病などで心臓の機能が低下した状態)

  • 寝ている(横になっている)ときに息苦しい
  • 仰向けになっていると苦しい
  • 起き上がって座ると息ができる(起坐呼吸)
  • 手足が冷える
  • 体重が増加する
  • 尿量が減る
  • 全身にむくみが出る など

 

足のだるさを伴う呼吸困難/息切れ/息苦しさの原因

心不全(心臓病などで心臓の機能が低下した状態)』で起こる呼吸困難/息切れ息苦しさの場合、むくみや体重増加を伴います。

血液を送り出す力が弱いため、血液が肺に溜まったりして呼吸に異常が生じて手足の冷えやむくみなどがあらわれます。

 

体が冷えたり、むくむことで血行不良となり、下半身にも血液や水分が溜まってだるさが生じます。

また、心不全は胃・腸や肝臓からも血液が返りにくくなって粘膜にむくみが生じ、食欲低下、吐き気、消化不良、身体がだるい、肝臓のあたりが重いといった症状があらわれます。

 

足のだるさだけでなく、息苦しい感覚がある場合は早めに内科・循環器内科、呼吸器内科などでの診察を受け、適切な治療を行ないましょう。

 

5.呼吸困難の症状を軽減する対処法と予防法とは?

呼吸困難の症状を軽減する対処法

気持ちを落ち着かせる

息が苦しくなることで、恐怖や不安によりパニックが起こるなど、症状が悪化してしまうことがあります。

歩いたり動いたりすることで症状が悪化するため、急激な動作を避け、気持ちを落ち着かせて、安静にするようにします。

 

新鮮な空気を吸えるようにする

ベルトやネクタイ、ボタンをはずすなど衣類を緩める、姿勢を楽にするなど、全身をゆったりさせて楽に呼吸ができるように、頭を高くしてあごを上げます。

部屋の中の換気を行なうなど、新鮮な空気を吸えるようにします。

 

のどや鼻の詰まりに注意する

痰や嘔吐物などがのどに溜まっていたり、鼻が詰まっていると、呼吸が苦しくなるため、頭を下にして胸を叩いてのどにつかえているものを取ったり、吸引するなどして解消します。

 

病院で診察を受ける

呼吸困難の症状が起こる原因のほとんどは呼吸器の疾患や心臓の疾患が関わっているため、心臓や肺の専門医師の診察と治療を受けることが必要です。

 

日常生活でできる呼吸困難の予防法

禁煙する・受動喫煙を防ぐ

たばこの煙には、多くの化学物質が含まれており、とくにニコチンやタール、一酸化炭素は、健康に悪影響を及ぼすとされています。

気管支に慢性的な炎症を起こして傷つけたり、肺胞をこわしたり、高血圧や動脈硬化など生活習慣病にも大きく影響するため、できるだけ早く喫煙をやめます。

 

口腔内を清潔にする

頻回の呼吸や痰により口の中が乾燥しやすくなり、感染を起こしやすくなるため、口腔内を清潔に保つようにします。

うがい、歯磨き、水分補給をこまめに行ないます。

 

生活習慣を見直す

『食事』は規則正しい時間に、栄養バランスのよい食事を、腹7〜8分目を目安に摂ります。

塩分や糖分、脂肪分の多い食事や、食べ過ぎを控えます。

 

呼吸困難時は食欲が低下するため、呼吸が楽な時に食べたり、一度に多く食べられない場合は、食事回数を増やしたり、時間をかけてゆっくり食べるようにします。

乾燥したものより、水分の多いものを選んだり、スープなどの汁物にはとろみをつけるなど工夫します。

 

『適度な運動』を習慣にして、肥満を防ぎ、高血糖や高脂質状態を予防して血管や血液の質を高めます。

 

呼吸困難によって動かない、食事量が減るなど『便秘』になりやすくなり、さらに、排便時に力む間は規則正しい呼吸ができないために、呼吸困難を増強させます。

食物繊維、酵素、水分を多めに摂取する、腹部マッサージを行なう、規則正しい生活リズムをつくるなどの生活習慣によって排便を促すようにします。

 

生活環境を整える

『ハウスダストのホコリ、ダニ、カビや、たばこの煙、ペットの毛、花粉、大気汚染など』、呼吸困難が増強する環境を寄せ付けない・取り除く・増やさない・減らす工夫をします。

室内の通気を良くする、寝具や衣類を清潔にするなど清潔な環境を保ちましょう。

 

急激な温度差を避ける

気温が大きく下がったときは、心臓に負担がかかり狭心症や心筋梗塞を誘引します。

気管支喘息の発作が起こりやすくなるため、寒い場所に移動するときには、マスクをするなどして、冷たい空気がのどを直接刺激しないようにします。

部屋と廊下の温度差や、浴室と脱衣場の温度差をできるだけ少なくする工夫をしましょう。

 

精神的なストレスの原因を取り除き、解消する

不安や恐怖、人間関係などの精神的ストレスは、過呼吸症候群の直接的な原因であり、気管支喘息を悪化させる要因です。

また、心臓の疾患に結び付く生活習慣病は、精神的なストレスが影響します。

 

ストレスとなる原因を取り除く、スポーツなどで発散する、アロマやストレッチで心身をリラックスさせる、相談相手を持つなどで上手にストレスや不安を解消するようにします。

 

長時間同じ姿勢を続けない

長い時間体を動かさない状態が続くことで下半身の血流が悪くなって血栓ができ、その血栓が肺動脈に流れ込み血管を塞ぐと『肺塞栓症』を招き呼吸困難が生じます。

飛行機やバス、デスクワークなど足を下ろして同じ姿勢を続けるときは、水分を十分に補給し、ときどき立ったり足を動かして血栓を予防します。

 

衣類の締め付けを避け、不快感のない衣類を選びます。

寝返りのしやすい枕や布団などを選び、ホコリやダニを防いで清潔を保ちます。

 

質のよい睡眠・休息をとる

睡眠不足は呼吸困難を増強させるため、生体リズムに合わせて夜間にしっかりと休息できるようにします。

熟睡できるように遮光する、騒音を防止する、朝は太陽の光を浴びる、日中は体を動かす、加湿器などを利用して、眠る前に十分に痰を出すなど質のよい睡眠ができる環境をつくります。

 

6.まとめ

日常生活における『息苦しい原因』は、疾患、ストレス、肥満、酸欠状態、アレルギー、機械的気道閉塞によるもの、外傷などです。

 

足のだるさを伴う呼吸困難/息切れ/息苦しさは、心臓病などで心臓の機能が低下した状態(心不全)によって起こります。

尿の量が減ったり、手足が冷えて、むくみや体重増加を伴います。

 

足のだるさは筋肉疲労の回復や血行促進をすることで改善しますが、息苦しい感覚がある場合は早めに内科・循環器内科、呼吸器内科など専門医の診察を受け、適切な治療を行ないましょう。

 

運動時や安静時の息苦しさの程度、発生時期、継続期間、呼吸の音、過去の肺や心臓、脳などの病歴、咳や痰の有無、腹部の膨らみ、発熱、便秘、不安感、不眠などを把握し、正確に医師に伝えることが大切です。

毎日の習慣を見直して肺や心臓、血管への負担を減らす生活をしましょう。

 

↓こちらの記事もご覧ください

[【足のだるさが生じる病気】とは?医師の診断が必要なむくみ]

スポンサードリンク



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です